ZEISS Compact Prime CP.2 (プライムレンズ)
- 2025.08.7 | TOPICS/トピックス 撮影機材

ZEISS Compact Prime CP.2 ファミリーは、デジタル一眼カメラ(DSLR)からハイエンドシネマカメラまでほぼ全てのカメラに使用することができる世界初のシネレンズシリーズである
ツァイスのシネレンズの中でもその名の通り比較的コンパクトな設計のプライムレンズ(単焦点レンズ)で、撮影現場ではその機動性を遺憾なく発揮する

各稼働リング部にはギヤが装備
そもそもシネレンズは、スチールレンズと違い回転角を大きく設計したフォーカスリングにより精密なマニュアルフォーカスを可能にしていたり、フォーカス/アイリス/ズームなどのリングには、それぞれギヤが付いてフォローフォーカスやレンズリモートといった機器に対応している


シネレンズの多くは重量もあるため、フォローフォーカスやレンズリモートの操作で映像がブレないように、レンズサポートブラケットが用意されていることが多いが、Compact Prime CP.2 ファミリーでも標準装備となる

レンズサポートブラケット
長時間露光が可能なスチール撮影と比べて、露光時間が限られるムービーレンズは、より明るく設計されることから大型になりがちだが、Compact Prime CP.2 ファミリーはコンパクトながらクオリティはスーパー35mm(24.9mm x 18.7mm)のイメージサークルを悠々とカバーする35mm判フルサイズ(36mm x 24mm)で、4K収録に対応する解像力とツァイスならではの優れたコントラストを実現している

マイクロフォーサーズと比べてかなり広大なイメージサークル
FVCでは、15mmから135mmまで6本のプライムレンズをラインナップ、この内 35mm/50mm/85mm の3本は、SUPER SPEEDモデルで絞り開放値がT1.5を誇り、低照度下での撮影に強いだけでなく、柔らかな光の表情や入射光の美しいレンズフレア、14枚の絞り羽根による丸く美しいハイライトボケなど、印象的なイメージを生み出す

ハイライトボケがほぼ正円で美しい
SUPER SPEEDモデルのレンズには、識別しやすいようにアイリスリングに白いラインがペイントされている

Compact Prime CP.2 ファミリーのレンズの前枠径はすべて114mmに統一*されており、レンズ交換時にマットボックスセッティングを最小限にできる
*マクロモデル、ズームモデルを除く


マットボックス
ちなみにツァイス社のポリシーとして、レンズのフォーカス・アイリス・ズームといったダイヤルの配置も共通になっている
★FVCのZEISS Compact Prime CP.2ファミリー
Compact Prime CP.2 / Distagon 15/T2.9 (15mm)



Compact Prime CP.2 / Distagon 21/T2.9 (21mm)



Compact Prime CP.2 / Distagon 35 SUPER SPEED/T1.5 (35mm)



Compact Prime CP.2 / Planar 50 SUPER SPEED/T1.5 (50mm)



Compact Prime CP.2 / Planar 85 SUPER SPEED/T1.5 (85mm)



Compact Prime CP.2 / Sonnar 135 /T2.1 (135mm)



Carl Zeiss(カールツァイス)社は、1846年(日本は江戸時代/弘化3年)にドイツ東部の都市イエナでカール・フリードリヒ・ツァイス氏によって創業された光学機器メーカーで、顕微鏡、カメラレンズ、医療機器、半導体製造装置といった分野で最先端の製品を開発、日本法人は1911年(明治44年)に設立されている
レンズ表面に特別なコーティングを施し、鏡筒内の乱反射を軽減する技術を初めて実用化したのもカールツァイスで「T*コーティング(ティースターコーティング)」と名付けている


ツァイスレンズは、T*コートによりレンズ内部の反射を、3%以下に抑える厳しい基準を設ける事で、どのレンズでも色再現性が一致する結果を生み出している
これらの事から、カメラレンズの分野ではスチール/ムービー問わず、世界のプロフェッショナルから揺るぎない支持を得ているメーカーである
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